最近びっくりしたニュース、「卵巣年齢チェックが自宅でできるキットがドラックストアチェーンのECサイトで取り扱いスタート」です。時代!!
0.1mlの血液を自宅でとって送るだけ、結果はWebから確認できる
卵巣年齢チェックキットの名前は『F check』。トモズのECサイトで購入できるそうです。値段は 21,978円(税込)
F checkでは病院に行くことなく、たった0.1㎖以下の血液を自宅で採って郵送するだけで簡単に検査することができ、WEB上で結果を見ることできるので、感染症予防のため外出を控えたい方や、お子さんがいて外出が難しい二人目妊活検討中のママも手軽に使うことができます。
出生前診断は今かなり、悪徳業者が跋扈していますがこちらは厚労省承認血液検査キットとのこと。
2万円越えのお値段は決して安くはありませんが、クリニックでの自費診療の費用は6,000~7,000円くらいのようです。それに別途初診料と、結果を聞きに行くときの再診料+交通費も別途かかるわけですので、まあ高すぎるというわけでもないかなと思います。
ただ、これも出生前診断と通じるものがありますけど、個人的には、結果が悪かった場合にどうするかを考えてから受けた方がいいんじゃないかな。とは思います。
なぜかというと、わたし30代後半のときに定期健診のオプションで受けて、卵巣年齢50歳という結果をたたき出してしまったことがあるのですよね。やはりショックでした。
個人差が大きい卵巣年齢、ただし誤差や注意点も
卵巣年齢検査について、詳しい話は医療の専門家ではないので省きますが、女の人の卵子って、なんと誕生する前、母親のお腹の中にいる胎児のうちに一生分が作られるんですって。
だから、おぎゃあと産まれると同時に「卵子の老化」が進んでいくといっとき話題にもなりました。卵巣年齢検査は、血液中のホルモン値から体に残っている卵子の「数」を予測できるというものです。
ただし、どんな検査にも誤差があるものです。あと、注意点もあります。
わたしは医師から、「残っている卵子の数が少なくても、質の良い卵があれば妊娠の可能性は十分にあるんですよ」と説明をうけました。
当時37歳で、第3子を望んで妊活を初めてから1年くらいだったと思います。
わたしの母が38で第3子を出産していたので、なんとなくまだ授かれるのではと思っていましたが、卵巣年齢が50歳相当という結果を聞いたときは、ショックでした。
だって、つまりもう閉経が迫っているということですから。
わたしの場合は、第3子だったこともあると思いますが、夫が不妊治療を望んでいませんでした。タイミングをとるだけにしてステップアップはせず、授からなければ諦めようということになっていました。
気軽に受けた健康診断で、卵巣年齢が50歳相当という結果が出たことは、夫には言えませんでした。時にはそのことを考えてしまって、タイミングをとることが無駄に感じられ、すさんだ気持ちになってしまうことも。結局、それから2年後に授かることができましたが……。上の子どもとの年齢はかなり離れてしまいました。
パートナーや婦人科に相談するきっかけになるなら、よいのかも
キットを使えば自宅で採血して郵送&結果も自宅で見られるというのはとても便利ですが、卵子の残りの数「しか」推測できないので、たとえ結果が良かったとしても、もしかしたらほかに授かりにくい原因がある可能性があります。
結果が悪かったとしても、もしかしたら妊娠できる可能性は十分あるのに、諦めてしまう人もいるかもしれません。そういった誤解やトラブルを防ぐためには、やはりかかりつけの産婦人科医に相談できるとベターだと思うのです。
パートナーとの話し合いも大切です。たとえば卵巣年齢が実年齢よりも高めと出た場合に、「どうしても子どもが欲しい」ならすぐに不妊治療を始めるか?「できれば欲しい」なら自然に任せるか? 後々、後悔することのないよう、しっかり話し合いましょう。