どういう状況かというと
- 検索結果にコピペされた日本語の文章が表示されている。
(しかも検索結果に表示されるのが1つや2つではなく大量) - クリックすると中身のページはまったく違う内容。
(海外の怪しい通販サイトみたいな感じ)
以前から、調べものなどをしていると遭遇することがあったのですが、先日自分の書いた記事の一部&署名(本名涙)がコピペされているのを発見してしまいました。
原因:問題の本質はコピペではなかった!?
ぎょっとしますが、実はわりとよくあることなんです……。
見つけてはGoogleに著作権侵害で通報したりしていたんですが、どういう状況で、どう解決したらいいのかという情報がネットに落ちていなくて、長年のモヤモヤとなっていました。コピーされるサイトや記事になにか原因というか、脆弱性があるのだろうか?というのも気になるところ。
本腰を入れて原因と対策を調べてみたところ。
この状況に対する信頼できる情報、そして対応がYouTubeの
「Google社員によるウェブマスター オフィスアワー(2020 年 08 月 06 日)」
という動画で解説されていました。
それによると、
これはリンク先の(海外の)サイトがハッキングされて起きている現象。さらにクローキングといって、検索結果に中身とは関係のない文言を表示されるスパムがしかけられている。
のだそうです。つまりハッキングしたサイトを悪用しようと、日本語のサイトをコピーして検索結果に表示させ、誘導しているんですね。
「なぜ自分のサイトが、自分の記事がコピーされたのか?」と悩む必要はあまりなくて、たまたま利用されたと考えてよいそうです。
対策:見つけたらスパムレポートを送る
対策としては、Googleにスパムレポートを送ること。
このときの報告は、「ハッキングされたサイトである」と伝えるのがよいとのこと。
コピペされた側としては、著作権とかそういうことを侵害されたと考えて通報したくなりますが、問題の本質はハッキングされたサイトである、Webスパムであるということ。そこをしっかり伝えるようにするのが正解です。
いちいちリンク先を開いてスパムサイトのURLをコピーするのが面倒なひとは、Googleの拡張機能を使うとまとめてレポートを送信できます。